APRA-JAPAN主催 第15回APRA国際交流会 in沖縄 参加レポート

人本主義で結ぶ“亜商道(アジア商人道)”の絆 海とともに生きる「共生社会」


2010年11月24日〜28日に第15回APRA国際交流は、南国リゾート「沖縄」で開催致しました。
台湾経営者(台湾APRA)との交流研修会、ミネラル含有率世界一の「ぬちまーす」そして世界で活躍する日本人企業家ネットワークの「和僑アジア大会」参加と人本主義で結ぶ“亜商道(アジア商人道)”の絆 海とともに生きる「共生社会」のテーマの通り、これからの国際社会で生きていく企業にとって気付きの連続となる国際交流会です。
今回、関東地区事務局の入江元太より参加レポートを記載させて頂きましたので、ご覧ください。

第15回国際交流会IN沖縄の詳細はこちら →  http://www.apra.jp/kenkyukai-vol15/index.html

沖縄基地問題と国政

11月24日から27日まで参加しました APRA国際交流会in沖縄 にて、
稲嶺恵一様(株式会社りゅうせき 参与、元沖縄県知事)の講話をうかがいました。
そこで頂戴した言霊の一部をご紹介いたします。

・太平洋戦争中、タイから日本へ帰国途上、輸送船がアメリカ潜水艦に撃沈されたが、
命からがら台湾・高雄に漂着し、生き永らえることができた。いま、何か大きなものの思し召しで生かされていると感じている。

・沖縄の「平和の石字」(碑)
戦争で亡くなった方々の名前を刻んでいる。
敵も見方も同列に扱っている碑は、世界的にも珍しい。
琉球人、日本人、中国人、韓国人、、、大戦の沖縄地上戦により、県民の1/4が亡くなった。
親族の誰かが亡くなっている。
こうした経緯もあり、沖縄県民は、平和への愛着が強い。

・沖縄県民は、アメリカに対して、基地問題もあり、非常に複雑微妙な感情をもっている。
日本国の米軍基地の74%が沖縄に集中している、
必然的に、事件・事故が多い。沖縄の政治の半分以上は、基地問題。
普天間基地は、住宅地の真ん中にあり、世界で一番危ない基地といわれている。
大田元知事が、フロート型基地の制作案にNoを言った。
その後、名護市に埋立基地を作る案を稲嶺さんが提唱し、なんとかみなが納得した。
ところが、鳩山総理が県外移設を提唱し、沖縄県民が期待したところ、失敗。これにより、県民感情がこじれにこじれた。

・尖閣問題
尖閣諸島は、元来、琉球王国の国土。琉球から250人もの人が住んでいた。鰹節や、アホウドリの羽毛の産地。
ところが、1930年代から無人島になってしまった。世界の領土問題で、平和裏に解決したのは、沖縄復帰くらい。
大体は、戦争その他の力関係で解決してきた。 尖閣問題も、友好解決を模索している。

・沖縄県における米軍基地による収入は、日本復帰時でも、全収入の15%程度だった。今は5%ほどにすぎない。
仮に、基地収入がなくなったとしても、それが沖縄県にとって致命的とまではいえない。

沖縄復帰後、日本国の防衛の多くを沖縄に任せきりにしてきたという事実を、本土の人々も理解し、沖縄県民のみなさまへ「感謝の気持ち」をもたねばならない、と強く感じました。「感謝の気持ち」が乏しいがゆえに、政治家たちが軽率な発言をしてしまうのでしょう。
大切な気づきをいただきました。
ありがとうございました。



命の塩!

「命を育む塩」としてテレビやマスコミで多数紹介されている、株式会社ぬちまーす の工場見学および、高安正勝社長の講話をうかがいました。その言霊集です。

・六大栄養素とは
タンパク質
炭水化物
脂質
ビタミン
ミネラル
食物繊維

・このうち、ミネラルには多種多様なものがあるが、バランス良く含まれているのは、海水。

・畑作を続けていると、野菜にミネラルが取られていくため、土にミネラルがだんだんなくなっていく。
昔は、堆肥を入れてミネラルを補給していたが、今は、農薬で窒素等のみの補給になっている。
野菜に含まれる栄養素が少なくなってきているのは、このため。

・沖縄は、日本一の貧乏県だが、世界一の長寿。
その理由は、高安社長の「沖縄台風長寿説」によると、台風が海水のミネラルを土に撒き散らしているから。
そこで育った食物を、地産地消していたから。
ところが今、沖縄の食料自給率が30%になり、長寿が保たれなくなっている。

・世界的に見ると、台風の来ないアフリカは、平均寿命が低く、乳幼児死亡率が高い。

・34億年前、生命は海で生まれた。
今も、羊水という、海と同じような成分であるところで、命を育んでいる。
女性が長生きする理由は、ミネラルを多く含む、羊水を作ることができるからではないか。

・ぬちまーすの塩は、特許製法である「空中結晶法」にて、海水に含まれるミネラルをそのまま塩の中に含ませている。
宮里藍ちゃんも、ぬちまーすを食べて世界で闘っている。

・ぬちまーすを、アフリカ等の寿命の短い地域に持っていって、食べさせたい。
寿命を延ばしたい。これが、自らの夢。

高安社長の熱い志にふれ、ぬちまーすの塩、たくさん買っちゃいました(笑)
ありがとうございました!



サンゴと家族愛!

沖縄の海を救うため、サンゴに命を懸けた男、金城浩二さんの講話をうかがいました。
金城浩二さんの生きざまは、『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』として映画化されています。

・サンゴの養殖と産卵の成功には、困難を極めた。
7年の歳月と、○千万円の私財を投じることになった。

・生活は困窮を極めたが、その生活を支え、勇気を与えてくれた、妻と息子に感謝している。

・この事業に対し、国や政府からの補助金はない。
金城さんのやりたいようにできなくなるので、断っている。

・法人化をするつもりはない。
自分たちの海として、サンゴを一緒に育てる人を増やしたいから。
一株植えるのを3,500円としており、10万株集まった。

・自分たち(家族)にとってのゴールとは、大切なものは何か明確にして、人様のお役に立ち、死ぬときに後悔しないこと。
後悔しない生き方をすることを、ゴールとしている。

・もちろん仕事も大事だが、それ以上に大事なのは、妻と子供。

・いいことしていると、儲からなくても、いいことがいっぱいやってくる。
幸せです!

金城さんの生きざまと、それを支える奥さんの姿が、超・かっこよかった!です。
大泣きしてしまいました。ありがとうございました!



不易流行

APRA国際交流会in沖縄和僑アジア大会にて、臥龍先生の講話をうかがいました。
その言霊です。

・創業200年以上続いている企業は世界に8000社ほどあるが、その40%は日本にある。
創業100年以上続いている老舗が大事にしているのは、「家訓」(不易流行)と、「信」(利よりも信)。

・台湾・SOLAS社は、APRAで学んだことを素直に実践した。
経営理念は「愛」であり、誰でもできることを、みんなで一緒にやりつづけた。
例えば、6S(整理・整頓・清潔・清掃・修身・安全)と、三定(定位置・定品・定量)を、徹底的に行った。
人の欠点を指摘するのではなく、美点に気づき褒めることを実践した。
悪いところがあっても、励まし、みんなで解決するようになった。
従業員や家族と勉強体験・感動体験を共有した。
会社が大家族のようになった。その結果、スクリュー市場で、世界No.1企業になった。

・台湾の「一茶一坐」は、「大家族経営」を貫き、21世紀最良の団体になることを目指している。
経営理念は、「お客様を親友のように、同僚を家族のように」
社長の志→理念→社長→社員・協力業者→お客様感動 につながっていく。

・感動経営をやれば、業績がよくなる、という単純なものではない。
基本価値(QCD)を徹底的に磨き上げ、感動経営(付加価値)を行うことで、業績がよくなる。
不易流行」(ふえきりゅうこう)の実践こそ、業績向上の秘訣である。
世の多くの企業は、変えるべきものを変えず、変えるべきものではない伝統を変えてしまうから
、失敗してしまう、という言霊に、自らの生きざまを照らし合わせました。
自らの強みを磨き、世のお役立ち機会にぶつける、という生き方を、強化していかねばなりません。
大切な気づきを、ありがとうございました!



ハッピーライフ!

ハッピーライフアライアンス(HaLA)を主宰されている 小松信幸さま(株式会社シップ 代表取締役)の講話をうかがいました。
その言霊と、感想についてご紹介いたします。

●HaLAは、株式会社シップの社員さんたちが中心になって活動されています。
このメンバーが、若くて心地よいナイスガイばかりで、こんなステキな会社が日本に増えれば、世の中本当にハッピーになる!と感じます。

●HaLAの共通理念は、
・お客様のハッピーライフ実現にみんなでそれぞれ一役買おう
・未来のこどもたちのために美しい社会と環境を引き継ぐためにみんなでそれぞれ一役買おう
・そして、働く仲間のハッピーライフ実現にみんなでそれぞれ一役買おう
という、「一隅を照らす」精神の現代版というべきものです。

●現代日本人が、上記のような活動に本気で取り組めば、幸せな国ランキング1位になること間違いなし!(現在は90位ですが)と、入江も確信しています。

●HaLAの活動に、入江も微力ながら尽力していきます。今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。

●今回の講演でもっとも痺れた言葉は、KCLさんの、
「仕事に真剣なのは当たり前 お客様に真剣ですか?」という言霊です。

入江も、お客さまにど真剣でお志事いたします!

 



伝統の意義!

沖縄の地域芸能をふんだんに盛り込んだ舞台「肝高の阿麻和利」(きむたかのあまわり)の生みの親 平田 大一さまの講話をうかがいました。その言霊たちです。

●文化や芸能は、その地域にあるオリジナルのものでないと、通用しない。
だから、「琉球舞踊」と「空手」を、自分の舞台に取り入れている。

●舞台を通じて中高生に学んでほしいことは、

@挨拶のできる人になってほしい(=コミュニケーション能力向上)
A自分の想いを伝えられる人になってほしい(=豊かな表現力)

ということ。
自分ががんばって、自分に誇りをもち、自分を理解するということは、人生においてもっとも大切なことのひとつだととらえている。

●これから、いろいろな民族が、沖縄で交流すると信じている。
そのとき重要なのは、自らが自らの地域伝承を知り、
・誇り高い地域に住んでいること
・誇り高い民族であること
・誇り高い人間であること

を理解すること。
これがあるからこそ、初めて、真の意味での「他民族への愛」が芽生える。

●いま、自分たちは、沖縄の中高生を通じて、新たな沖縄を創っている。
これが、未来の国創りに繋がると信じている。
今を生きる「レキオス」として、がんばっていきましょう!

地域の、そして日本の歴史に感謝する人を増やすことこそ、人育てにつながる、というお話に、強く共感しました。
入江も、日本の歴史を愛す者のひとりとして、微力ながら全力を尽くします!



感謝の心と出会いのご縁!

海外500店舗、国内100店舗という、世界最大級のラーメンチェーンを展開されている、味千ラーメンの 重光悦枝さま(重光産業株式会社 取締役広報室長、通称チィちゃん)の講話をうかがいました。
その言霊の一部をご紹介いたします。

●これだけの規模の店舗を展開できたのは、「味」や「マニュアル」(本格的な熊本豚骨を手早く作れる)という点も
あるかと思うが、それ以上に、「感謝の気持ち」と「出会いのご縁」を大切にしてきたからだと感じている。

●創業にあたっての父(先代社長)の「熱い志」
@「千」 美味しいたくさんの味。
A「千」 万に至らず。常に謙虚に上を目指して頑張っていこう。
B「千」 今はお金もない、人もないが、いつの日か、千の仲間を増やしたい。

●これを具現化したのが、毎月22日の、味千ラーメン感謝デー。
チェーン店長が夫婦で「ふーふー」といいながら、感謝の気持ちを夫婦で分かち合い、お客様に感謝する。

●父が亡くなったのも、たまたま、2月22日。
味千ラーメン感謝デーの一日が終わるとともに、天国に旅立っていった。

●1988年に先代社長は、テレビの取材で、「世界中にたくさんの人から愛されるラーメン屋を増やし、
ラーメン大好き人間を増やし、美味しさで世界に仲間を増やしたい」と述べている。
この想いを共有したパートナーと仕事をするから、大過なく事業を拡大してきている。

●森信三先生の言葉に、「人は、出逢えるべき人に絶対に出逢える。それも、一瞬速からず、遅からず。」という言葉がある。

●20世紀は、お金の価値を追い求めた時代だったのでは。
21世紀は、お金を超えた「心」を追い求めることが大事になってきている。

●村上和雄先生(筑波大学名誉教授)の言葉に、

「本当に大切なものは、目に見えない
 目に見えない大切なものを育んでいくことが、事を成すにあたり、ものすごく大切。」

という言葉がある。
目に見えないものを大切にし、目の前にあることに一生懸命行うことで、道は開ける!と考えている。
感謝の心と出逢いのご縁を大切に、がんばります!

この講演のあと、一緒に拝聴したAPRA台湾メンバーが感激し、チィちゃんの書籍を台湾で出版することを約束したこと、そして感極まって涙を流したチィちゃんの姿に、大感動しました。感動が感動を呼び、人が動く。本当に、素晴らしい講演でした。
ありがとうございました!